酒造りの伝統技術を厳格に守りながら、
代々受け継いで伝えることとともに、
新しい技術にも果敢に挑戦してゆくことを蔵の理念としています。
良き伝統を守りながら(厳守相伝)進歩に目を閉ざさず挑戦することによって【理想】を想像する。 
 
 

Products

 

自然と向き合うことから培った、それは造り手の「経験と勘」。
同時に製造技術の発達に伴い、より正確で繊細な酒造りができるようになりました。

当蔵では、脈々と受け継がれてきた伝統技術を厳守相伝するとともに新技術を効果的に導入し、品質本位の、心を込めた酒造りに努めています。

 


 かつて中山道の難所であった和田峠周辺は、全国有数の黒耀石の産地として知られています。今から約80〜140万年前、この山系は活発な噴火活動を繰り返し、流動性の強い溶岩が安山岩・流紋岩などと互いに層となって黒曜石が形成されたといわれています。この一帯の黒曜石は非常に石質が良く、古代の人々は約3万5千年前の旧石器時代から縄文時代に至る間、東北や近畿に至る広範囲な地域に石器を供給し続けていました。

「瀧澤」は地元若手農家と契約栽培している酒造好適米「美山錦」および「ひとごこち」を使用しています。山間の清涼な水で育まれたこの米は大粒で揃いが良く、心白も大きい米になっています。厳選した米と、吟醸甑(こしき)(蒸機のこと)を巧みに使いこなす原料米処理が、瀧澤の旨さの原点です。

 

伝統ある酒造りに携わるのが杜氏を長とする蔵人達です。杜氏は、日本酒の繊細で複雑な醸造技術を若手蔵人に継承してきました。近年の新技術の発達により精巧な管理が可能になり、品質も飛躍的に向上しました。とはいえ「品質本位の手造り技法」の確たるものは職人の勘と経験にあります。
「瀧澤」は、杜氏の厳守相伝の技術と、若手蔵人の新しい技術研究が融合し、進化し続けます。