自然と向き合うことから培った、それは造り手の「経験と勘」。
同時に製造技術の発達に伴い、より正確で繊細な酒造りができるようになりました。
当蔵では、脈々と受け継がれてきた伝統技術を厳守相伝するとともに新技術を効果的に導入し、品質本位の、心を込めた酒造りに努めています。
「瀧澤」は地元若手農家と契約栽培している酒造好適米「美山錦」および「ひとごこち」を使用しています。山間の清涼な水で育まれたこの米は大粒で揃いが良く、心白も大きい米になっています。厳選した米と、吟醸甑(こしき)(蒸機のこと)を巧みに使いこなす原料米処理が、瀧澤の旨さの原点です。
伝統ある酒造りに携わるのが杜氏を長とする蔵人達です。杜氏は、日本酒の繊細で複雑な醸造技術を若手蔵人に継承してきました。近年の新技術の発達により精巧な管理が可能になり、品質も飛躍的に向上しました。とはいえ「品質本位の手造り技法」の確たるものは職人の勘と経験にあります。
「瀧澤」は、杜氏の厳守相伝の技術と、若手蔵人の新しい技術研究が融合し、進化し続けます。